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鬼はーそと!!

誕生日にもりもりといろんな方からメールが来て、大変ありがたく嬉しい思いをしました。
それは7日前のことになりますが…
めーる、まったく、返してない。
ネトゲをしていると、メール無精がさらにレベルアップして、本当にひきこもりになります。

誰のメール返したっけー。でも、ゲームしたいわ!うふふ!!状態が続き早三日。
人間のクズレベルもレベルアップしているようです。
なんとなくだけど、今年結婚式がひとつありそうな気がする。


↓今更節分ネタ ランテチなのね




二月三日。
ケルティカのおしゃれな家々から、わいわいがやがやと節分ならではのあの掛け声が聞こえてくる。


「おにはーそとー。ふくはーうちー」


ランジエははてと首をかしげ、トイレに掛けてあったカレンダーを見た。


「おぉ!今日は節分ではありませんか。もう少しで私の誕生日ですね」


そう言うとランジエは小鬼変身マントをコートのように肩に掛け、嬉々とした顔でトイレを出ていった。
そんな兄の姿をみた妹が一言。


「あにはーそと……」



***


小鬼変身マントをひっさげランジエが向かった先は港町ナルビクだった。

向かうは一直線でなんの躊躇いもない。
つかつかとモデルのように姿勢よく歩きたどり着いた先は、宿屋『海の中へ』だった。
ランジエはまったくの無表情で宿屋の入り口扉を開け、居眠りしている店主をさっと横切り、宿泊客の泊まる階へと歩を進ませる。

階段を登りながら、肩に掛けていたマントを着る。
歩きながらだというのに無駄なく音なく、華麗に変身する姿は、その道のプロのようだった。
あっという間にクール美少年の姿を、ひとつ目の小鬼の姿に早変わりさせたランジエは、ひとつ目をにんまりと細め、ある部屋の前で止まった。

コホンと咳払いしてノックをするや否や、タイミングよく扉が開いた。


「おにはーそと! じえはーそと!!」


しかし、そこから飛び出してきたのは、ジャイロボール投球フォームのティチエルから繰り出される、全力投球の力がこもった節分豆だった。


「こんにちは。ティチエル」


びちびちびち! と、全力投球豆を顔面にクリティカルヒット進行中でランジエはにっこりとひとつ目を綻ばせた。
ティチエルは豆を投げるのを止めずに笑顔で言う。


「ティチエルに小鬼さんの知り合いはいないのですぅ。おにはーそと!」

「なるほど」


ティチエルの言葉に、ランジエは被っていたマントをすっと脱ぎ捨てた。


「これでもう怖くありませんよ」


にこりと微笑まれた顔はぷつぷつと赤く豆のあとがついていたが、清らかな笑顔は教会のステンドグラスよりも美しかった。
のだが、ティチエルはキュンとした表情ひとつ見せず、持っていた升をランジエに渡した。


「ランジエさんも豆まきします?」

「もちろん!」


にこやかに升を受け取ったランジエは豆を一握りした。
ぱらりと優しく宙に舞った豆はティチエルの足元に落ちた


「ふくはーてち。てちはーうち」


「なんですかぁ……その掛け声」


ティチエルはため息をつき、足元に落ちた豆を見た。


「……!」


瞬間、ティチエルはかあっと顔を赤くして俯いた。
ふふっと笑ったランジエはそっとティチエルの耳元に囁く。


「私のうちに幸福として舞い込んできてはくれませんか?」


耳まで真っ赤にしたティチエルは、上目づかいでランジエを睨む。
じっと顔を見れば、豆のあとが予想以上に痛そうで、ちょっと強く豆を投げ過ぎたかしら、なんてしおらしく思いながら消え入りそうな声で呟いた。


「……白無垢の準備はもう整ってるんですからっ」




ティチエルの足元に落ちている豆は『家族になろうよ』と並んでいた。






あとがき
ジエ「ウェディングドレスじゃない……だと!?」

お色直しはたっぷりしてほしいです。
す。
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